湯田町と沢内村は18日までに、今冬の豪雪による農業施設の被害状況をまとめた。両町村合わせて、雪の重みで倒壊・破損したビニールハウスは153棟、被害額は約5800万円に上った。 今年の最高積雪量は、湯田町で215センチ、沢内村は274センチを記録。1984年以来の大雪を観測した。

 湯田町はビニールハウス約250棟のうち、61棟が壊れ、被害額は概算で約2300万円。作業小屋や牛舎など計6棟の被害も報告されている。

 沢内村はビニールハウス約600棟のうち、92棟が雪害に遭い、被害額は約3500万円と見込まれている。

 両町村は6月議会定例会に、ビニールハウスの設置を支援する補正予算案を提案する方針。県も支援を検討している。農家の負担は半額から3分の1程度になりそうだという。

 西和賀農協によると、心配されていた農作業の遅れは、水稲で1週間程度、露地栽培のリンドウは5月に入ってから低温が続いたこともあり、10日ほど遅れている。リンドウはお盆の需要期に出荷が間に合わない可能性も出ている。

 同農協営農販売課の高橋彰男課長補佐は「農作業の遅れは、挽回(ばんかい)可能な範囲だが、これからの天候次第だ」と今後の好天を祈る。