スキー場を5000万円で買いませんか――。運営会社の倒産で今年3月に閉鎖されたスキー場の新オーナーを、地元のペンション経営者や関連業者が探している。リフト6基、レストラン2棟、レンタル用品など総額約60億円をかけた設備。地域経済再生へ向け、究極の「ダンピング」で最後のかけに出た形だ。
 中央アルプス・木曽駒ケ岳(2956メートル)西ろくの長野県木曽福島町にある「木曽駒高原新和スキー場」は85年開業。初・中級者向け6コースを擁し、ピークの92年には約20万人が入場したが、大阪府の運営会社の経営難で2月末に廃業した。
 地元経済の危機に4月、場内に出店する業者やペンション経営者ら20人が「木曽駒高原スキー場を再生させる会」(加藤雅洋代表世話人)を結成。土地代を除く営業権などの売却先を探し、1億円程度の売値で約10社と交渉したが成立しなかったため、半額の5000万円とした。
 加藤代表は「すぐ営業再開できる状態。来てくれる方には地元を挙げて歓迎します」と話している。問い合わせは加藤代表(0264・23・8031)。【神崎修一】(毎日新聞)