冬季閉鎖されていた山形市・蔵王温泉スキー場の「蔵王温泉大露天風呂」が29、30の両日、無料開放される。27日に人海戦術で雪をどかし、湯船や脱衣場を掘り出した。地元の蔵王温泉観光協会は「初めての雪見風呂を楽しんで」とPRしている。

冬期としては8年ぶりに開放される蔵王温泉大露天風呂

 大露天風呂は1987年8月に開設され、男湯に50平方メートル、女湯に30平方メートルの浴槽が2つずつある。一度に200人まで入浴でき、これまでに延べ200万人が利用している人気スポットだ。

 通常は4月末―11月末までの営業で、冬季は閉鎖される。標高約980メートルにあり冬場は約2メートルの積雪に埋もれてしまうためだが、スキーヤーや冬山登山客から冬季開放の要望が出ていた。

 28日開幕の「蔵王樹氷まつり」が今年で40回となるのを記念して観光協会が企画した。地元山岳ガイドら13人が除排雪作業に取り組み、脱衣場の屋根まで届く雪をスコップで2時間かけてかき出した。

 蔵王山岳インストラクター協会の折原栄悦さん(68)は「日ごろ世話になっている蔵王のために協力した。野趣に富んだ雪見風呂を楽しんでほしい」と話している。

 場所は同スキー場の「かもしか大橋」に近い。午後1―4時に無料で開放される。連絡先は同協会案内所023(694)9328。