週末には多くの親子連れらでにぎわうスケートボードを無料で楽しめる「三木パイプスケートパーク」(兵庫県三木市上の丸町)がオープンから来春で10年になる。

遊ぶ人の姿が毎日あり、週末には混雑するが実は未完成。市が「いつかは完成させたい」とする中、ソチ冬季五輪スノーボード8位で、小学生の時に同パークで練習したという角野友基選手(18)は「完成は地域活性化につながる」と期待していた。
同パークはスケボー愛好家らが約1400人分の署名を集めて市に要望。市も駅前などでスケボーをする子どもが多く、危険だったことから約950万円を投じ、2005年4月に開園した。

広さは約1800平方メートル。初心者から上級者までがスケボーやインラインスケートを楽しめる。

当初は同パーク北側に坂のコースや周囲に観覧席を設ける計画だった。完成させるには、さらに約1900万円が必要。計画は維持されているが、公園整備など、ほかの施策との兼ね合いで予算が付かないのが現状だ。

同パークには市外はもちろん、県外からも安全な環境や、独特な形状のコースを求めて人が集まる。一方で、10年10月には神戸市中央区の「みなとのもり公園」に、富山市にも今年5月、国内最大級の施設ができるなど、各地でスケートパーク整備が進む。

三木のパークを管理運営する「三木スケートボード協会」の池上英輝会長(50)=三木市志染町=は「ほかの魅力的な施設に利用者が足を運んでいる状況はもったいない。完成すれば大会を開くなどしてもっと人を集めたい」。角野選手も「周囲に三木出身といえば『パークがある』と理解されるほど、知名度が高い。完成すればもっと人が集まるはず」と期待していた。
(神戸新聞NEXT)