冬季閉鎖中の富士山頂で男性2人が滑落した事故を受け、富士宮市の須藤秀忠市長は14日の定例会見で、危険を冒して冬山に入り、遭難事故を起こした場合は「救助費用を自己負担にする条例を定めた方がいい」との見解を示した。

事故は4日に発生。山頂でスノーボードをしていた千葉県の男性自衛官(23)が火口に滑落し、死亡した。
自衛官を救出中に滑落した30〜40代の男性登山者は依然として行方が分からず、県警山岳遭難救助隊と県警ヘリの捜索が続いている。

冬山登山に法的な規制はなく、万全な計画や装備をしないで入山する人も多い。須藤市長は事故発生を悔やんだ上で、「これ以上、富士山で死者を出したくない」と述べ、事故防止の抜本策の必要性を指摘した。昨年12月の定例会見では「冬山登山を禁止するルールを作るべき」と言及していた。
(静岡新聞)