遭難男性を発見し、下山してきた県警山岳遭難救助隊=7日午後4時50分ごろ、富士山富士宮口5合目付近富士山頂付近で4日に男性2人が滑落した事故で、県警山岳遭難救助隊は7日、山頂付近で心肺停止になっていた陸上自衛隊習志野駐屯地陸士長の男性(23)=千葉県船橋市=を救助した。

男性は富士宮口5合目で富士宮市消防本部の救急隊に引き渡されたが、間もなく死亡が確認された。
富士宮署と県警地域課によると、男性の救出作業に協力し、山頂付近から宝永火口方面に滑落したとみられる30〜40代の男性は発見できなかった。8日以降は範囲を拡大して、県警ヘリで空からの捜索を継続する方針。

同救助隊は7日午前6時20分ごろ、捜索を再開した。約5時間後、山頂付近で雪に埋もれ、横たわっている男性を発見した。強風の影響で県警ヘリでの収容は取りやめた。午後5時ごろ、男性を担架に乗せて富士宮口5合目まで下ろし、待ち受けた救急車の中に運び込んだ。

男性は剣が峰(3776メートル)付近でスノーボード中に火口に滑落した。

同行の同僚2人と登山者数人に引き上げられ、富士宮口登山道の最上部まで運ばれた。同僚らは悪天候の影響で二次遭難の恐れがあるとして救出を断念し、下山していた。滑落した男性は単独登山中だったとみられ、同署は身元の確認を進めている。
(静岡新聞)