スノーボードの全日本選手権女子スロープスタイルで優勝した鬼塚雅=1日、ニセコ花園で2018年平昌(ピョンチャン)冬季五輪での活躍を期待される10代が、スノーボード界にまた現れた。

1日に北海道で行われた全日本選手権で、初めて実施されたスロープスタイルの初代女王に輝いた鬼塚雅(みやび)(バートン)はまだ15歳。「世界で勝ち続けて、尊敬されるような選手になりたい」と大きな夢に向かって腕を磨いている。
熊本市出身。6歳でスノーボードを始め、斜面を下りながら障害物を乗り越えるスロープスタイルをすぐに始めた。家族に連れられてのゲレンデ通いが始まり、メーカー最大手のバートンと8歳にして契約を結んだ。バランス感覚に優れ、安定感のある演技は日本の選手では際立っている。

昨夏にチリで行われた国際スキー連盟(FIS)公認レースで優勝した。ソチ冬季五輪出場を目指し、昨年12月に米コロラド州で行われたワールドカップ(W杯)にも出たが予選落ち。ソチ五輪出場の望みを絶たれ、悔し涙を流した。

五輪選手も参加したプロ大会では1月にスイスで2位、3月には米国で4位と堂々たる成績を残した。「五輪には出られなかったけど、トータルで見たらちょっとプラスのシーズンだった」と気を取り直し、来季に向けていっそうの成長を期す。「新しい技を一つか二つ身につけたい。トレーニングも増やす」。その先に見据えるのは19歳で迎える五輪にほかならない。
(東京新聞)