下伊那郡阿智村のスキー場ヘブンスそのはらで、雪のない「グリーンシーズン」の営業が12日、始まる。

既にミズバショウが咲き始め、19日からは、地元観光業者らで構成し、星空を生かした観光誘客を目指す「スタービレッジ阿智協議会」が、標高約1400メートルの地点から満天の星空と夜の森を楽しむ「ナイトツアー」も始める。「星の村」として打ち出して3年目の取り組みが本格化する。
12日、標高約1400メートルの地点へ上がるロープウエーの運行を始めるのを前に、11日、試運転が行われた。スキー場によると、湿地帯の約1万株のミズバショウは今月下旬に見頃となりそうだ。

19日から始まる「ナイトツアー」は、星を眺めたり、謎解きのアトラクション、森の散策を楽しんだりする。スキーシーズン前の11月3日まで続けられる。今年はみずがめ座流星群が極大となる5月6日、オリオン座流星群が極大となる10月21日など、星空に併せたイベントを開く。

「ナイトツアー」は星がきれいに見える特長を村の観光に生かそうと、2012年に始まった。初年は8〜11月に約6千人、13年は4〜11月に約2万2千人と、予想を上回る参加者があった。夜のイベントが奏功し、参加者の約6割が村へ宿泊。全国の観光地から視察が相次いでいる。

スタービレッジ阿智協議会の事務局長を務める松下仁さん(36)は「観光客から星について尋ねられた時、住民が説明できるような村になったらいい。温泉と合わせて、星の村を親子3代で楽しんでほしい」とPRしている。
(信濃毎日新聞)