多くの企業や官公庁で新入社員、職員を迎える4月。小山市の辞令交付式では、2010年バンクーバー五輪スノーボードクロスに出場した押田奈津子さん(35)らが新規採用職員として大久保寿夫市長から辞令を受け取った。

同市は自己アピール採用職員と紬(つむぎ)織士職員を初めて採用。
自己アピール採用はスポーツや芸術、国際貢献などの実績を行政に生かしてもらうために実施し、押田さんと全日本ビーチハンドボール選手権の優勝経験がある松本美涼(みすず)さん(22)を市教委生涯スポーツ課職員として採用。

また、ユネスコ無形文化遺産に登録されている本場結城紬の技術継承を担う紬織士に今泉亜季子さん(23)を採用、工業振興課に配属した。

4年前から任期付き職員として働いている押田さん。辞令交付式後、「生涯スポーツ活動の推進、2020年東京五輪などに向けて自分の力を発揮したい」と話した。

松本さんも「社会人としての自覚を持って行動したい。多くの市民がスポーツに携われたら」と意欲をみせ、今泉さんは「結城紬は後継者がいないと10年後にはなくなるかもしれない瀬戸際。高い技術、文化の継承に取り組みたい」と話した。
(産経新聞)