ハーフパイプを楽しむ利用者ソチ五輪・スノーボード男子ハーフパイプ(HP)で銅メダルを獲得した平岡卓選手(18)の練習拠点として、知られるようになったスキー場「高鷲スノーパーク」(郡上市高鷲町)が、脚光を集めている。

五輪を目指す若手選手だけでなく、一般の利用者も急増し、練習に励んでいる。
高鷲スノーパークのHPは長さ約130メートルで、高さは国内最大級の約6メートル。1999年の開業時に造られ、2008年から2年連続でHPのワールドカップが開催された。管理が難しく、11年に一度閉鎖したが、スノーボード選手ら利用者の要望に応え、12年に再開した。現在は、ソチ五輪で使用されたものとほぼ同規格だという。

スキーやスノーボードを楽しもうと、関西や愛知県などから訪れる人が多い。中でも、平岡選手は小学1年から、実家のある奈良県御所市から、父の車で約6時間かけて通い、スノーボードの技術を磨いた。

平岡選手がメダルを獲得した先月中旬以降、HPの利用者が増加。スキー場の関係者は「例年に比べて2、3倍の利用者」という。人気が急上昇したのを受け、時間を制限して初心者に開放したところ、2月16日の初回は100人以上が殺到。その後も、週末には100人近い初心者が滑走を楽しんでいる。

両親と毎週訪れるという大阪市此花区の小学6年平野流佳(るか)君(12)は「平岡選手のようにオリンピックでメダルを取りたい」と練習に励む。

HPの管理には、年間1000万〜2000万円かかる。整備や管理を担当するプロスノーボーダー青木亮さん(26)は「1人でも多くの人にハーフパイプの楽しさを知ってほしい」と話した。

今シーズンの営業は4月13日まで。問い合わせは高鷲スノーパーク(0575・72・7000)。
(読売新聞)