黄年代さんが「黄年代功績賞」男女受賞者のトビー・ケインさん(右)、ビビアン・メンテル・シュペーさんと写真撮影をしている。(写真=大韓障害人体育会)人間勝利のドラマが繰り広げられるパラリンピック。そのパラリンピックでも最も輝いた選手に「黄年代(ファン・ヨンデ)功績賞」を授与する。

驚くことにこの賞の主人公が韓国人の黄年代さん(76)という事実だ。
国際パラリンピック委員会(IPC)は14日(日本時間)、黄年代功績の受賞者に、女子スノーボードに出場したビビアン・メンテル・シュペーさん(41、オランダ)と男子アルペンスキー選手トビー・ケインさん(28、豪州)を選定したと明らかにした。

この賞は夏季・冬季パラリンピック出場者のうち最も優れた社会活動と競技能力を見せた選手に授与され、「大会MVP」のようなものだ。男女それぞれ1人に純金のメダルを授与する。

メンテル・シュペーさんはオランダ国内大会で6回も優勝したスノーボード選手だった。しかし2002年ソルトレークシティーオリンピック(五輪)を控えてがんの診断を受け、右足を切断した。がん細胞が肺まで転移したが、屈することなく手術4カ月後に障害者スノーボードを始めた。

さらに障害者のための財団を設立し、障害児童に機会を与えた。スノーボードがパラリンピック種目に採択され、初めてパラリンピックに出場したメンテル・シュペーさんはスノーボードクロスで堂々と金メダルを獲得した。メンテル・シュペーさんは「前日に獲得した金メダルよりも貴重な賞」と感激を表した。

トビー・ケインさんは2歳の時に自動車事故で足を失った。10歳でスキーを始めたケインさんは2006年トリノ大会から3回もパラリンピックに出場した。今大会でもスーパー大回転男子立位で銅メダルを獲得した。障害者を助けるために医学の道を選択したケインさんは、ボランティア活動をしながら障害者スポーツを広く知らせた点が高く評価された。

ケインさんは「障害を乗り越えて驚くような話を作ったということを世界の人たちに見せることができ、光栄に思う」と述べた。

この賞はファンさんが1988年ソウル夏季パラリンピックで今日の女性賞を受けた後、賞金をIPCに寄付して始まった。当初は黄年代克服賞と制定されたが、後に黄年代功績賞に名前が変わった。3歳の時にポリオのため障害者となった黄さんは、梨花女子大医大を卒業し、小児科の医者となった。

その後、黄さんは韓国小児まひ児童特殊保育協会を設立し、障害者福祉体育会理事などを務めるなど障害者のために仕事をしてきた。
(中央日報)