猪木氏は「外交でも何でも、動き続けることが大事」と力説北朝鮮問題のキーマンである参議院議員・アントニオ猪木氏(71=日本維新の会)が2018年に韓国で開催される平昌五輪で、北朝鮮と韓国が歴史的歩み寄りを見せる可能性を示唆した。

北朝鮮は3日に短距離弾道ミサイル、4日にはロケット弾をいずれも日本海側に発射したばかりだが、猪木氏は同じく北朝鮮南東部に建設中の巨大スキー場が、南北による歴史的歩み寄りのカギを握ると読む――。
――閉幕しましたソチ五輪はご覧になりましたか

猪木氏:テレビで見てましたよ。競技であるなら、より高く飛ぶとか、回るとかあるけれど、演技のモノに変わってきているよね。すっかり五輪も商業ベースになって、国家の威信もかかってくるから審査とかもボクシングの判定よりも難しい部分になっちゃったしね。それにしてもソチは雪が少なかったんじゃない?温度が高かったのかな?テレビで見ている日本の方が大雪降ったりして寒かったかもね。2018年に冬季五輪を開催する韓国(平昌)は雪の問題は大丈夫なのかな。

――と、言いますと

猪木氏:どこかで報道されていたけど、今、北朝鮮で巨大なスキー場を建設中って知ってる?

――たしかに金正恩第1書記の指導で北朝鮮南東部の山間地帯にある馬息嶺(マシンリョン)に軍隊も協力して建設中と報道されていましたね

猪木氏:5000メートル級のゲレンデが10本もある巨大スキー場らしいよ。オレが以前に行った時も雪は降っていたけど、あまり強くは降っていなくて、兵隊さんが一生懸命に雪をまき散らしていたよね。

――一部で「スキー場建設は(金一族の)道楽」と報道されていましたが

猪木氏:うん。どう考えても現在の北朝鮮国内に、あんな巨大スキー場は必要ないでしょう?ところが次の平昌五輪に向けて、南(韓国)のスキー場はダメ…いやダメとかじゃないんだけれど、降雪の問題でかなり条件がよくないらしいんだ。そうなった場合、韓国側が(雪が豊富な)北朝鮮に建設中である巨大スキー場を五輪で使うのか、使わないのか?これからの話になってくると思いますよ。それ(平昌五輪)を見据えた上で、巨大なスキー場を建設しているって話もある。それはもう政治的、外交的な大きなカードになるでしょう。一寸先はハプニング、世の中どうなるか分からないですから。ムッフフ。

――なるほど。五輪という大舞台で北朝鮮と韓国が協力し合ったとなれば、国際社会に大きな影響を与えることになる

猪木氏:もう、ず〜っと10年以上も同じこと、同じ状態が続いてきてね。こういったことを発信していく人がいないと、どんどん外交のドアってのは閉じられてしまう。それはとても怖いことでもある。だから誰かが強引にでも、扉を開けていかないとね。

――訪朝問題では、ずいぶんとバッシングを浴びましたが

猪木氏:ムッフフ。訪朝団結成の方向に向けて、名前は出せないけれど、さっきもある人が「私も訪朝団に加わりたい」と訪ねてきたよ。空気は確実に変わってきている。とにかく動き続けなければ何も変わりゃしないよ。

(東スポweb)