ソチ五輪スノーボード女子パラレル大回転で銀メダルを獲得した竹内智香(30)=広島ガス=が27日、旭川空港着の航空機で帰道した。

来季以降の現役続行については明言を避けたが、今後は“竹内二世”の育成にも尽力することを決意。これまで実施したことのなかった、道内でのジュニア選手向けのスノーボード教室を開催することに意欲を見せた。
地元旭川に凱旋した竹内は、無数のフラッシュを浴びた。到着ゲートに集まった約100人の一般客から起こった大きな拍手。両手では抱えきれないほどの花束を受け取り「たくさんの方に喜んでもらえたことが、メダルを取ったこと以上にうれしい」と声を弾ませた。

さらに「スノーボードアルペンがみなさんに知ってもらえたことが1番です」と喜びをかみしめた。昨季のスノーボードの競技登録者数は全国で411人で、スキーの6268人に比べて約15分の1と、少ない。今回の竹内の活躍で注目が集まっていることもあり「マイナースポーツですが、みなさんに長く応援していただければうれしい」と期待を込めた。

道内のジュニア世代のレベル向上にも尽力する。「私が選手を続けるかどうかで変わってくるが」と自身の現役続行に関して明言を避けた上で「北海道はジュニアにとって雪が多く、良い環境があるし、すぐに世界レベルにいける。シニアに上がる中での懸け橋になれたら」と先を見据えた。

北海道のジュニアに直接指導する機会も設ける。これまで長野県で5度ほど、一般人を対象に指導した経験はあるが、道内では1度も実施したことがない。「スノーボードをする子供が増えて欲しい。実現できるならば道内でジュニア向けにやりたいですね」と、“竹内二世”の育成に向けて意欲を見せた。

この日、道は竹内に「道民栄誉賞」、旭川市は「市民栄誉賞」を授与することを正式に決定した。竹内は3月3日まで道内に滞在する予定で「温泉に入ってゆっくりしたい。応援してくださった方にメダルを見せたい」と、つかの間の休養を心待ちにした。
(スポーツ報知)