五輪と同じサイズのハーフパイプを楽しむ来場者たち=郡上市高鷲町、高鷲スノーパーク◆子ども向け優待制度も効果

「ウインターリゾートぎふ郡上」として売り出している郡上市のスキー場がにぎわっている。市観光課のまとめによると、17日までに市内11スキー場で延べ102万5265人が来場。過去5年間の平均と比べ3・7%増の盛況ぶり。背景にはソチ冬季五輪効果や今季から始まった市内の子ども向けの優待制度がありそうだ。
来場者増加の呼び水となったのは、高鷲スノーパーク(同市高鷲町)を「ホームゲレンデ」とするソチ冬季五輪スノーボード男子ハーフパイプの平岡卓選手(18)の銅メダル獲得だ。日本時間12日未明のメダル獲得に呼応するように、2月第2週(10〜16日)は各スキー場が軒並み前年同期を上回り、来場者は延べ13万5665人で前年同期比6・8%増と伸びた。市教育委員会は「平岡選手の活躍によるPR効果があったのでは」と話す。

22日も高鷲スノーパークには県内外から大勢のスノーボーダーらが訪れた。多賀真瑞支配人は「例年より1割ほど多い。五輪効果です」と喜ぶ。特に国内最大級(高さ約6メートル)のハーフパイプに注目が集まっているという。「挑戦する一般の人が増えた。初心者向けの無料講習も毎週日曜に開いている。ぜひアールの感触を体験してほしい」と話す。

一方、市内の小中学生と保護者、18歳以下の市民や市出身者を対象にした市の優待制度も見過ごせない。「郡上のスキー文化を醸成させよう」と今季から始まった。市教育委員会によると、昨年12月中旬の開始から今月21日までに、参加する10スキー場で延べ8061人が制度を利用した。担当者は「認知が進めばもっと活用が増えるはず」と期待する。

例年4月下旬まで楽しむことができる郡上の雪山。まだまだにぎわいは続きそうだ。
(岐阜新聞)