大雪に見舞われ、ゲレンデの整備に追われた軽井沢プリンスホテルスキー場=16日、軽井沢町豪雪の影響で営業中止や入り込みの急減に見舞われた県内スキー場が、交通網の復旧で通常の営業体制に戻り、集客策を強化している。

営業期間を延長したスキー場があるほか、ゲレンデの状態が良好なことなどを積極的に発信し、客足の回復を図っている。
北佐久郡軽井沢町の「軽井沢プリンスホテルスキー場」は15、16日の営業を中止し、17日から一部リフトで再開。しかし、17、18日の客数は前年同期の4分の1程度にとどまった。運営するプリンスホテル(東京)の広報担当者によると、ゲレンデ状態は良いが交通網が完全復旧せず、客足が回復していないといい、「今週末に向けてコース整備を続け、受け入れ体制を整えていく」とする。

下伊那郡阿智村の「ヘブンスそのはらスノーワールド」を運営するジェイ・マウンテンズ・セントラル(阿智村)は、15日に営業を取りやめたほか「8、9日も雪で交通網が乱れ、2週連続の影響は大きい」。このため当初予定していた3月23日までの今季の営業期間を同31日までに延長。「例年より積雪は多く、延長で巻き返したい」(業務課)とする。

「富士見パノラマリゾート」(諏訪郡富士見町)は15日以降営業を中止したが、20日に再開予定。ホームページに、最寄りの中央道諏訪南インターからの道路状況を撮影した写真を掲載するなど情報発信を強めている。

ただ、各スキー場への影響は想像以上に大きいようだ。北安曇郡白馬村の「Hakuba47」は15、16日も営業を続けたが、ツアー客のキャンセルなどが相次ぎ、客数は大幅減。運営する白馬フォーティセブン(白馬村)担当者は「客の入りは普段の週末の半分ぐらい。東日本大震災発生時に匹敵するダメージかもしれない」とし、「挽回できないかもしれないが、ホームページなどでの情報発信を続けたい」と話す。

県観光部は県内スキー場や周辺宿泊施設の利用者回復のため、20日に県内スキー場の誘客サイトを県公式ホームページ内に設ける予定。各スキー場や交通、気象の情報が得られるようにする。同部は「大雪で県内スキー場の利用者が減っており、今後も続けて減ると大変。春スキーを含めて県内スキー場を積極的にPRする」としている。
(信濃毎日新聞)