女子ハーフパイプで5位入賞し、笑顔の岡田良菜(共同)「あと2人」でメダルが消えた――。

スノーボード女子ハーフパイプ(HP)決勝で岡田良菜(らな=23、バートン)が85・50点で5位入賞。

この種目で2002年ソルトレークシティー大会の三宅陽子の8位を上回る五輪の日本女子最高順位となり、スノーボード女子でも06年トリノ大会の藤森由香(スノーボードクロス)の7位を超える五輪最高成績を挙げた。91・75点のケイトリン・ファリントン(24=米国)が五輪初出場で金メダルを獲得した。
準決勝をぎりぎりで通過した岡田は12人による決勝で最初のスタートとなった。五輪女王3人が出場した激戦。1回目はエアの着地に失敗して47・75点の11位に沈んだが、2回目は派手な2回転半や2回転の連続技など、繰り出したエアをすべて決めてガッツポーズ。予選から計6本の滑りを通じて自己最高点の85・50点を叩き出し、暫定3位に躍り出た。

岡田の後続選手は転倒やミスが相次ぎ、残り6人で入賞が確定。残り2人の時点でも3位につけていたが、バンクーバー五輪金メダルのトラ・ブライト(27=オーストラリア)が91・50、ソルトレークシティー五輪金メダルのケリー・クラーク(30=米国)が90・75をマークし、岡田を抜き去った。滑り終えた上位3選手が得点を待つ場所にとどまっていた岡田は、ブライトの得点でメダル獲得がなくなると、その場を離れた。

ハーフパイプの女子ではただ1人の全日本スキー連盟ナショナルチーム選手で、合宿は男子と一緒に行う岡田。前日には同種目で平野歩夢(15=バートン)と平岡卓(18=フッド)がメダルを取り、「いつも通りの滑りで表彰台に乗った。いつも通りでいいということを伝えてくれた。勇気をもらった」。

初出場だった4年前のバンクーバー大会は技の着地に2度失敗して予選落ちし、悔しい思いしかない。「ふわふわして気持ちが弱かった」。あれから4年。今季は1月のW杯ストーンハム大会(カナダ)で優勝し、W杯ランキングも3位と実力をつけて臨んだ。「ソチでリベンジしたい。完璧な滑りをしてメダルを狙いたい」という開幕前の思いを、すべてとはいかなかったが実らせた。
(東スポweb)