アクロス重信スノーボードHPの平岡やスロープスタイルの角野友基(日産X−TRAIL)ら多くの代表選手を支えてきたのが国内の屋内ゲレンデだ。

彼らは幼少期から夏場も雪上で腕を磨き世界と渡り合ってきた。一方で、運営コストの掛かる屋内施設は苦境に立たされており、平岡らのメダルを追い風としたい−。
小学1年からスノーボードを始めた平岡は、夏休みには奈良県の実家から愛媛県の屋内ゲレンデ「アクロス重信」まで父親と車で通い、技術を向上させてきた。しかし、こうした屋内施設は雪質を保つ電気代など費用が多大で経営は厳しい。

日本スノーボード協会によると、HPを備えた屋内ゲレンデは、ピーク時の2000〜01年シーズンで全国に約10カ所あったが、12〜13年シーズンは3カ所に。アクロスも電気代だけで年間4500万〜6500万円の費用が掛かり、経営悪化で12年1月に閉鎖した。

また、同協会によると、スノーボード自体、競技者は減少傾向。同協会の公認大会の競技者数でみると、00〜01年シーズンは約1万1750人だったが、12〜13年シーズンは約3千人にまで落ち込んでいる。

雪の感覚や技術は「雪上にいるほど伸びるし、早く始めた方が経験が生きる」というだけに、メダル獲得を追い風に、競技団体や自治体、企業などが連携し、施設運営を支える仕組み作りが進むことを期待したい。
(産経新聞)