6日に予選が行われたスノーボードの新種目スロープスタイルでは、大会前の公式練習で転倒や負傷をする選手が続いて「コースが危険」との声が相次ぎ、ハーフパイプとの2冠も期待されたショーン・ホワイト(米国)は安全を期して欠場を決めた。

しかしコースを修正して行われた予選では、目立ったアクシデントもなく終わった。
公式練習初日の3日に男子のメダル候補、トシュテン・ホルグモ(ノルウェー)が転倒で鎖骨を骨折し欠場に追い込まれたこともあり、各国の選手やコーチによる非公式の会議でも改善の要望が続出。大会組織委員会では三つ続くジャンプ台を削ったり、着地部分の斜度を直したりするなどの対応をして本番を迎えた。

予選を終えた選手からは、不満の声は聞こえなかった。男子2組で2位通過のローペ・トンテリ(フィンランド)は「もう危険はない。かなりの修正がなされたと思う」と評価。女子1組1位のイザベル・デルングス(スイス)は「女子には相当難しいが、その中で滑りを改善しようとしてきた」と前向きに話した。

日本の根岸学コーチは「ジャンプ台の間隔が狭く、技をつなげるのは確かに難しいが、スロープスタイル自体がそういう競技」と“危険説”を否定。男子1組13位だった角野友基(日産X−TRAIL)も「障害物やジャンプの一つ一つに集中するのは大変だけど、発想力や総合的な滑走能力が競えるのが面白さ」と語る。

8日は男子が午前に準決勝、そして午後に決勝を実施。難コースを攻略してソチ五輪金メダル第1号をつかむのは誰か。
(毎日新聞)