露ソチ冬季五輪でスノーボードとフリースタイルスキーの会場となる山間部ローザクトールのコース(2014年2月4日撮影)。冬季五輪のスノーボード男子ハーフパイプで2連覇を達成した米国のショーン・ホワイト(Shaun White)は3日、練習中すでに2人の負傷者を出しているソチ冬季五輪のスロープスタイルのコースについて、「怖い」とコメントした。

ウィンターXゲーム(Winter X Games)の先駆者でもある27歳のホワイトは、見応えのあるこの競技に危険はつきものだと考えを明かした。
これまで、数回にわたり膝と足首の手術を受けているホワイトは、ロザフトル・エクストリーム・パーク(Rosa Khutor Extreme Park)のコースに関して次のように語った。

「怖いね。コースに出るときは常にスピードに気をつけ、ジャンプ台からの距離をはかり、レールがどんな感じなのかを確認する必要がある。難しいよ」

「コースで滑るときにある程度の危険はつきものだし、自分をリスクにさらすことにもなる」

「たぶん、このコースは普通のコースよりその度合いが少し高い。でも、僕たちはそれに慣れようとしている。コースを完走し、安全で素晴らしい五輪にしたいと思っているよ」

2006年のトリノ冬季五輪と2010年のバンクーバー冬季五輪でスノーボード男子ハーフパイプの金メダルを獲得したホワイトは、ソチ五輪で同種目3連覇を見据えるほか、今大会から採用された新種目の男子スロープスタイルの金メダル第1号を狙っている。

しかし、選手がレール、クオーターパイプ、そしてジャンプ台などの障害物を乗り越えながらスロープを滑降するこの競技では負傷者が相次ぎ、危険すぎると懸念する声もある。

フィンランド代表のマリカ・エンネ(Marika Enne)は4日、コースを滑降中に負傷しノルウェー代表のトシュテン・ホルグモ(Torstein Horgmo)に続く2人目のけが人となった。

21歳のエンネは最後のジャンプで着地に失敗し、雪にたたきつけられた。エンネは何とか滑降を終了させたものの、担架で運ばれていった。

3日には、この種目で金メダル候補とされていたホルグモが鎖骨を骨折し五輪欠場を余儀なくされたばかりで、係員たちは夜を徹してジャンプ台を修正していた。
(AFP=時事)