2014年ウィンターXゲーム、スノーボード・スロープスタイル。試技を行う選手(2014年1月25日撮影、資料写真)。ソチ冬季五輪、スノーボード・スロープスタイル男子のノルウェー代表、トシュテン・ホルグモ(Torstein Horgmo)が3日、練習中にコース上で負傷し、7日に開幕する五輪を欠場することになった。

同種目で金メダル候補とされていた26歳のホルグモは、きわめて危険と批判を浴びていたコースのローザクトール・エクストリーム・パーク(Rosa Khutor Extreme Park)での練習中、設置されているレールに激突し、首を固定されて即座に病院へ搬送された。
ホルグモは鎖骨を骨折し、五輪を棄権することになった。

ホルグモは、「本当に残念。この競技には負傷や転倒はつきものだが、時期が最悪だった。とにかく今は早期に回復して競技に戻れるようにしたい」と語った。

ホルグモの事故を受け、コースの安全基準について選手からは批判が相次いでいる。

ノルウェー代表でチームメートのスターレ・サンドベック(Staale Sandbech)は、「彼がレールに激突して、めちゃめちゃになるのを見た。彼はきわめて難易度の高い技に挑もうとしていた。恐らく最高難度の技だ。彼はジャンプ台から別のレールに乗り移ろうとするところだった」と語った。

ホルグモと同じ練習セッションに出ていたアイルランド代表のシーマス・オコナー(Seamus O'Connor)は、負傷の危険を予測していたという。

「あのコースは改善が必要だ。雪が解けるのを予期しているせいか、ジャンプ台の造りに問題がある」と語ったオコナーは、「ライダーたちは現時点で不満を感じている。頂上付近のレールが近すぎる。コースのコンディションについて声を上げるべきだ。レールは直せなくても、ジャンプ台は修繕の余地はある」と続けた。

新種目として今大会から採用されたスロープスタイルは、猛スピードでアクロバティックな技が競われる。選手たちは、レールやクオーターパイプ、ジャンプ台といった障害物が設置された斜面で試技を行う。

練習は4日にも再開され、予選は6日、決勝は8日に行われる。
(AFP=時事)