平岡には本田ばりの「夢」があったソチ五輪はスキー・ジャンプ女子のエース高梨沙羅(17=クラレ)を筆頭に、10代選手の台頭が目立つ大会でもある。特に、スノーボード・男子ハーフパイプ(HP)は有望株の宝庫だ。本紙は“スーパー中学生”平野歩夢(15=バートン)と注目度を二分する昨年世界選手権銀メダルの平岡卓(18=フッド)を直撃。

世界のトップライダーになった高校3年生は日本代表MF本田圭佑(27=ACミラン)と同じく、小学校の卒業文集に五輪金メダルの「夢」を記していたという。
――スノーボードを始めたきっかけは

平岡:初めは家族でスキーやって、ボードやってる人がいて「格好いいな」ってなって、そこからボードを始めた。ボードは6歳ぐらいですね。岐阜県の高鷲(たかす)スノーパークってところで練習をしていました。(自宅から)車で4〜5時間ぐらいです。お父さんが乗せて行ってくれました。

――父親がずっとついてくれた

平岡:ほんまに土日とか、お父さんに連れてってもらってって感じでしたね。オフシーズンは室内ゲレンデに行って、冬は毎週、山に行って、みたいな。中学校まではもうずっと毎週、一緒にやってましたね。(父は元モーグル選手だが)指導はしないですね。普通にビデオ撮ってくれた。

――HP初挑戦はいつ

平岡:もう、始めた年から。行ってたスキー場にパイプあったから、自然にみたいな。誰に教わった? あんまり誰にも教えられてない。自分の思うままにやってきたですね。自己流? はい。

――恩師もいない

平岡:そうですね、基本的に家族でやってた感じです。ボードやってる友達とかと一緒に滑りながら、いろんな人の見ながらみたいな感じで。

――自信がついたのは

平岡:初めて海外の大会に出た時です。中3の夏ですね。ニュージーオープンっていう大会で2位でした。意外といけるって思いました。

――昨年は世界選手権銀メダルで、ソチでもW杯優勝

平岡:普通にうれしかったですね。ソチはオリンピックあるところやから、そこで滑れて優勝できたのは、自信になりました。コースも結構、得意なほう。

――HPでは絶対王者のショーン・ホワイト(27=米国)がいる。ソチ五輪では負かせるか

平岡:頑張りたいですね。別に負けてるとは思ってないです。

――自分の中で、誰にも負けないところ

平岡:気持ちですね。負けてるって思ってたら勝てへんと思うし「俺のほうがうまいし」みたいな感じで、常に思っておくことが重要かなと思います。負けず嫌いやからっていうのもあります。

――五輪への意識は

平岡:大会に出始めたころからオリンピックは一番の大会やから、そこを目指してやってきました。小学校の時、卒業文集に「オリンピックに出て金メダルを取りたい」って書いてました。

――恩返ししたい人は

平岡:もちろん家族っていうか両親ですね。今までいろいろやってくれたりしてるから。そのサポートがなかったら、練習とかも行ったりできんかったし。だから、オリンピックに出て自分の滑り見てもらえたらうれしいですね。メダル取れたらかけてあげたいです。

☆ひらおか・たく=1995年10月29日生まれ。奈良・御所市出身。上宮高3年。スキーを3歳、スノーボードを6歳で始める。中学時代は野球部にも所属。2010年ジュニア世界選手権優勝。13年は世界選手権2位、W杯ソチ大会優勝。家族は両親と兄、弟。171センチ、63キロ。

(東スポ)