米国代表選手がソチ五輪で着用する公式ウエアが発表されたが、米当局は競技会場以外では着用しないよう選手に注意を喚起している。

ソチの治安に対する懸念が高まっていることから、米五輪委員会はこのほど選手らに送ったメモで、同国代表選手であることが目立ちすぎる服装を避けるよう呼び掛けた。
ウォール・ストリート・ジャーナルが確認したメモには、「競技場以外で米国の選手であることがはっきりと分かる服装をすることは自身の安全を脅かすリスクを高める、と米国務省はアドバイスしている」と書かれている。

2度目の五輪となるスノーボード・ハーフパイプの代表グレッグ・ブレッツ選手は23日のインタビューで、「外部では公式ウエアを着用しないよう」米五輪委に言われたと述べ、「私は米当局に強い信頼を寄せており、それほど心配していない」と語った。

米政府は五輪のたびに選手に注意を促しているが、公式ウエアの着用に関する注意喚起はブレッツ選手にとっては初めてのことだったようだ。同選手は4年前のバンクーバー五輪にも出場しているが、その時には今回ほどの注意喚起はなかったという。

米五輪委はメモについてコメントを避けたが、同委は国務省や主催者、法執行機関と協力して選手の安全を確保するとしたブラックマン最高経営責任者(CEO)の声明を繰り返した。国務省はコメント要請に応じなかった。

ラルフ・ローレン社は23日、2月7日に始まるソチ五輪の米国代表選手の公式ウエアを発表した。赤、白、青のカーディガンで、右胸に大きな米国旗の模様が付いている。
(ウォール・ストリート・ジャーナル)