スノーボードのビッグエアで2位に入り、銀メダルを手にする角野友基(共同)1回の大きなジャンプで技を競うビッグエアで、17歳の角野友基が若さを爆発させた。スタート台で携帯電話を操作して人気バンド「ゴールデンボンバー」の曲を選んでイヤホンで聞きながら「トリプルコーク1620(4回転半)」と呼ばれる大技を成功させた。

銀メダルを手にし「多くの人に角野友基を見せられて、めっちゃ楽しいし、観客を楽しませようと思った」と舌も滑らかに話した。
(共同通信)

角野が雄叫び銀/スノボ
<スノーボード:冬季Xゲーム>◇24日◇米コロラド州アスペン

2月に行われるソチ五輪で新採用となるスノーボード、スロープスタイルで男子代表の角野友基(17=日産X−TRAIL)が24日、米コロラド州アスペンで行われたXゲームで銀メダルを獲得した。五輪種目ではない、1回のストレートジャンプで技を競うビッグエアに出場。大技の「トリプルコーク1620(4回転半)」を成功させ、五輪へ好調をアピールした。

鮮やかなオレンジのウエアを着て、蛍光黄色のブーツを履いた角野が夜空に浮かび上がった。大きなジャンプ台から飛び出すと、体をくるくると4回転半。しゃがみ込んでバランスを取りながら、着地までしっかり決めた。エッジをかけて派手に雪を巻き上げながら板を止めると、雄たけびを上げてガッツポーズ。「日本人選手で、過去に成功している人はいないと思う」と話していた自慢の大技を成功させ、結果を出した。「めっちゃ、うれしい。多くの人に角野友基を見せられてめっちゃ楽しいし、観客を楽しませようと思った」と笑顔だった。

五輪で勝負をかけるため、昨年のXゲーム参戦時から「トリプルコーク1620」の練習を始めていた。1回の大きなジャンプで競うビッグエアは五輪種目ではないが、コースに設置されたジャンプ台や障害物で技を繰り出すスロープスタイルに応用できる。

12年12月のストレートジャンプコンテスト「エア&スタイル」で初優勝した際は「バックサイドトリプルコーク1440」という体の回転の軸をずらしながら縦3回転、横4回転する大技を披露。そこから回転数をさらに増やした、進化エアを身につけた。

目標は、五輪のメダル獲得によって注目を集め「スノーボードを広めること」。そのための技が、五輪前に完成。ミスをすれば減点されケガのリスクも高いが、成功なら確実にメダルが近づく。出国する際には「ケガをしないで頑張る。その技が成功したら、五輪でも使う」と宣言していた。大舞台へ準備は整った。

◆角野友基(かどの・ゆうき)1996年(平8)5月18日生まれ、兵庫県三木市出身。父の影響で8歳からスノーボードを始めた。11歳でスポンサーが付き、プロとして活動。日出高の通信制に在籍しながら海外を転戦。昨季のW杯種目別総合優勝。滑りを大きく見せる、ダイナミックさが持ち味。173センチ、63キロ。A型。

(日刊スポーツ)


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