ヘルメット着用率下高井郡野沢温泉村の野沢温泉スキー場が来場者のヘルメットの着用状況を初めて調査したところ、外国人の利用者の割合が高い平日は5割以上の利用者がヘルメットをかぶっているものの、日本人が増える休日は3割程度に落ち込んでいることが分かった。

スキー場では今月、転倒して頭部を打つ事故も起きており、同スキー場は調査結果を基に、着用率の向上に向けた取り組みを強めていく予定だ。
調査は16、17日の平日と18、19日の休日、リフト乗り場など18カ所でそれぞれ1時間ずつ実施した。外国人利用者の割合が高い平日に比べ、日本人客が増える休日に着用率が落ちる結果となった=グラフ。外国人の多くはスキーをしており、スノーボードの割合は平日が35・2%なのに対し、休日は46・4%となった。

スキー場運営会社の河野博明社長はヘルメットの着用について、スキー場で働く人たちの声などを総合して「外国人は7割以上、日本人は2割程度」と推測する。外国人のヘルメット着用率が高いことについて「海外ではヘルメット着用を義務付けるスキー場があり、外国人は自己責任の思いが強いためではないか」とする。

同スキー場では今月7日、ヘルメットをかぶらずにスノーボードをしていた神奈川県の高校生が転倒し、意識不明の重体になる事故があった。

県スキー連盟によると、ヘルメット着用率の調査は珍しい。同連盟も安全のためにヘルメットの着用を呼び掛けているが、「浸透していないのが現状」としている。

河野社長によると、同スキー場ではヘルメット着用を呼び掛けるポスターを張り出している他、村内の子どもにヘルメットを贈ったり、パトロール隊に着用を義務付けたりしている。今後はパトロール隊が救助した人のヘルメット着用率を調べたり、レンタル店での呼び掛けを強めていく考えだ。

「頭部のけがは致命傷になる。重大な事故を減らすためにはヘルメットをかぶり、自分の身を自分で守ることが必要だ」としている。
(信濃毎日新聞)