アクロス重信のハーフパイプ=2012年1月、愛媛県東温市ソチ五輪で日本勢の活躍が期待されるスノーボード・ハーフパイプ(HP)。選手たちが技術を磨いた屋内ゲレンデがある。

愛媛県東温市のアクロス重信(しげのぶ)。雪の少ない西日本にありながら五輪代表らが輩出したが、2年前に閉鎖された。出身選手たちは再開を期してメダルを狙う。
アクロスは松山市中心部の東約10キロの小高い丘にある。スキー場運営の久万総合開発が温暖化の影響を心配し、1999年に開業した通年型屋内ゲレンデ。目玉は国内最大級の屋内HPだった。

パイプを半分に切ったようなU字形で全長45メートル、幅13メートル、高さ3・8メートル。競技用より小さいが、田村信介社長(56)は「子どもが基礎を作るのにちょうど良い大きさだった」。

2009年世界選手権で優勝した松山市出身の青野令(23)、13年世界選手権で2位に入った奈良県の平岡卓(18)、今季ワールドカップ(W杯)で初優勝した滋賀県の岡田良菜(23)らソチ代表の多くが練習。06年トリノ五輪に出た大阪府の成田童夢(28)や今井メロ(26)らも育った。

HPのほか、ソチから採用されるスロープスタイルで、昨季W杯で優勝した兵庫県出身のソチ代表角野友基(17)も技を磨いた。
(朝日新聞)