五輪出場決定の知らせを受けて喜ぶ父・賢治さん(左)と母・浩美さん=14日、御所市大広町の自宅雪の少ない御所市で育った若者が、ソチ五輪の表彰台を目指す。全日本スキー連盟は14日、スノーボード男子ハーフパイプ(HP)で、同市在住の平岡卓選手(上宮高校3年、18歳)を代表の一人に選んだことを発表した。地元では関係者が喜びに沸いた。

父親の賢治さん(55)は「小学2年のときに西日本選手権ユースで優勝し、オリンピック出場も夢ではないと思うようになった。それを目標に2人で頑張ってきた。苦しいこともあったが、いつも卓が結果を出して喜びに変えてくれた」と振り返る。
平岡選手とスノーボードの出合いは小学校1年の時。家族で出掛けたスキー場だった。才能を見込んだ賢治さんは、中学3年までの8年間、平岡選手を連れてHPの練習場がある岐阜県のスキーに通った。

五輪への夢が現実となり、「これほどうれしいことはない。本番では悔いの残らない試合をしてほしい」と喜びをかみ締めた。

母親の裕美さん(51)も「素直にうれしい。五輪では持てる力を全部出してスポーツの祭典を楽しんでほしい」と応援。代表決定を聞き、「おめでとう」とラインで祝意を伝えた。

4年前のバンクーバー五輪をテレビ観戦したとき、「4年後に出たいね」と家族で話したという。

平岡選手は市立御所中学校で野球部に所属。週末はスノーボードの練習で抜けるため、公式戦には出られなかったが、外野手として活動した。

3年間、平岡選手の担任で野球部監督も務めた辰巳典久教諭(38)=現大淀中学校教諭=は「運動能力が抜群で何でもできるタイプ。遠征先にも勉強道具を持ち込み。学業成績も良かった」と振り返る。

「これまでの活躍ぶりからオリンピックが目標というよりメダルを目指していると思う。これからが本当の勝負。表彰台に立つ姿を見たい」とエール。

中学時代の同級生で御所実業高校3年の坂本英人さん(18)も「大会の成績は聞いていたので可能性は感じていた。出るからには優勝を目指してほしい」と話した。
(奈良新聞)