アイシングは最低72時間(3日間)は行ってください。スノーボードをしていると、骨折をしたり捻挫をしたって話をよく聞きます。そこで捻挫の処置についてまとめてみました。

■怪我をした時の処置の基本は「RICE」

RICE処置は捻挫・打撲・肉離れなどのケガに対して行なう応急処置の基本で、ケガしてすぐこの処置を行うと行わないとでは治りの早さがまったく違いますので、頭に入れておいてください。
□Rest(安静)

動かすとケガをひどくする場合があるので、とにかく安静にします。骨折や重度の捻挫の場合には、患部を木などで応急固定します。ケガした直後は見た目に平気でも、腫れは遅れて出るから決して歩かないようにしてください。

□Icing(冷却)

冷却して炎症の広がりを抑えます。ケガをした直後、まだ患部が腫れてこないうちに冷やし始められれば効果大。遅くとも30分以内が効果的です。

□Compression(圧迫)

アイシング同様、腫れや内出血を最小限に防ぐのが目的。盛り上がった靭帯の端と端を近付けて、靭帯が治癒するのも促します。アイシングと同時に行うと効果的です。氷を患部に当て、伸縮包帯を巻いてください。圧迫するだけにして、決して患部をもんだりしないこと。

□Elevation(挙上)

患部を心臓より高い位置に保てば、血液やリンパ液の流入を抑えて、腫れを抑えることができます。足首や膝なら足を高くして横になり、腕なら三角巾でつるします。

さらにRICEと一緒に頭に入れておきたいのが、ケガをした日からできれば3日間くらいは風呂と酒は控えること。どちらも血管を広げて血行を良くする作用があります。

■アイシングについて

アイシングは72時間以上続けるのがベスト。治りが非常に早まります。湿布よりも冷却することがおすすめです。

ただし、アイシング中に長時間寝てしまうと凍傷になる危険性があるので、寝ないように気をつけてください。睡眠中は凍傷を避けるために湿布などに替えましょう。

■アイシングの具体的な方法

冷蔵庫の氷は温度が低すぎるので、一度水で洗って表面が溶けだして(0℃)から使います。冷凍庫の氷は-10℃〜-20℃で手にはり付きます。手にはり付かないのが0℃のめやす。

アイスバケツ法は、水と氷を入れたバケツの中に足首や手首を漬けこんでしまう方法。アイスバッグ法は、ビニール袋で氷水の袋を作って、それを患部に乗せて冷やす方法。

また、水を使わない方法もあります。氷をビニール袋に1/2〜2/3くらい入れて、袋の中で氷が遊ばないように空気を抜きます。そして広い範囲で当てられるように氷を広げます。布などの上から氷を当てて、その上から伸縮包帯で巻いて圧迫してください。

■どれくらいの周期で冷やせばいい?

アイシングを行うと、「ジーンと痛い⇒暖かい⇒ピリピリする⇒感覚がなくなる」という過程をたどります。この感覚がなくなった時点で氷を患部からはずして、いったんアイシングを終了させます。

時間としてはは20分以内が目安です。その後、約40分位で感覚が回復して痛みが戻ってくるので、これを60分周期で繰り返して72時間程度続けて行います。この時も凍傷を生じないように注意が必要です。

捻挫や打撲には冷やすのがいいことは、皆さんも漠然と知っていると思いますが、これだけしっかりと丁寧に冷やすという事が大切なのです。ケガを早く治したかったらまずアイシングをしっかりとしましょう。腫れが引いて痛みもおさまったら温めていきます。

スキーやスノーボードをしているとケガは突然やってきます。ケガをする前に正しい知識をつけておいてください。

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