雪山の急斜面を滑走する山スキーが最近、若者を中心に人気を集めている。

2000メートル以上の高さから一気に滑ってスリルを楽しめる一方、雪崩や転落などの危険もはらむ。雪の状態や地形を見極めて安全を確保する必要があるが、専門家は「簡単な講習を受けただけの初心者が危ない場所で滑っているので危険だ」と指摘する。

雪崩事故の防止や救助に取り組む団体によると、山岳地でのスキーやスノーボードは5年ほど前から人気が高まっている。
近年はスキー用具も向上し、初心者でも2000メートル以上の雪山に登れるようになったという。急斜面や軟らかい新雪が好まれるが、雪崩が起きやすい場所でもある。今回雪崩が起きた場所も急斜面で人気のスポットだが、気温の上昇などで積もった新雪が緩んだ状態だったとみられる。

スリルを求めてより急峻(きゅうしゅん)な斜面を滑る山スキーはエクストリームスキーと呼ばれる。

山岳救助に取り組む男性は、「山のプロが見て危険な場所でも、平気で滑る初心者もいる。雪の状態や山の地形から危険性を判断することは難しい。専門家のアドバイスを聞くなどして注意してほしい」と話した。
(毎日新聞)