今季からプロスノーボーダーとして活動する山田選手(左)と松林選手ウインタースポーツのスノーボードで、岩国市出身のプロ選手が誕生した。松林大起(29)=同市飯田町、山田裕頌<ひろつぐ>(28)=同市本郷町、河村良太(26)=さいたま市=の3選手。それぞれ3〜7年目の挑戦が実った。

松林選手と山田選手は、ともに岩国工高を卒業後、スノーボードに出合った。種目は、ジャンプ台や障害物が設置されたコースで技を競う「スロープスタイル」。2012〜13年の日本スノーボード協会のポイントランキングで8位までに入り、プロ資格を得た。

藤生町出身の河村選手は、半円筒状のコースでジャンプなどの技術を競う「ハーフパイプ」でプロ資格をつかんだ。「エアを決めたときの浮遊感が面白い。かっこいい滑りを追求し18年の平昌(ピョンチャン)=韓国=冬季五輪に出たい」と目標は高い。

選手は練習施設の整った積雪地を拠点に活動するのが一般的。しかし、松林選手は拠点を岩国市に置く。決して恵まれた環境ではないが、「マイナスと思ったことはない。いい環境で練習する選手に勝つことに意味がある」と負けん気をのぞかせる。

松林選手と山田選手はオフシーズン中、スノーパーク寒曳(広島県北広島町)にある人工芝の練習施設で技を磨いている。松林選手は「大きな大会で有名選手に勝ちたい」と力を込める。山田選手は「高いレベルへの挑戦を続けて、ワールドカップ(W杯)に出ることが目標」と、近く長野県での練習に入る。

協会公認のプロになって初めて迎えるシーズンは、12月に幕を開ける。
(中国新聞)