ソチ五輪の出場切符をつかみたい」と意気込む宮武さん東京五輪(2020年)開催が決定した一方で、4カ月後に迫ったソチ五輪の出場枠獲得に向け奮闘する選手がいる。

スノーボーダー宮武祥子さん(26)=登別市出身。今年2月の左足首靱帯(じんたい)切断を乗り越え大舞台を目指す。「絶対出場切符を手に入れたい」。登別で磨いた技術を武器に調整に余念がない。

宮武さんは9歳からスノーボードを始め、小、中、高校を登別で過ごした。「滑るのが楽しい」。スピードを競うアルペン種目の魅力にのめり込んだ。

初めてナショナルチームに選出されたのは16歳。2年後の全日本選手権を制覇した。大学時代に「結果が出ない」時期には練習メニューを自ら考え技を高めた。

結果が実ったのは09年ユニバーシアード冬季競技大会。日本人として初めてメダルを獲得。一段ずつステップアップするのを実感した。

10〜11年シーズンから日本代表としてワールドカップ(W杯)で世界を転戦。2年前から夏場のトレーニング不足を補うため、スイスに拠点を移しトップライダーの滑りを学んだ。
しかし、ソチ五輪を1年後に控えた今年2月に思わぬアクシデントが襲った。トレーニング中に転倒し左足首の靱帯を切断した。国立スポーツ科学センター(東京都)で1カ月半のリハビリ生活。「どうしてここにいるのか」。いっとき気持ちが落ち込んだ。だが同じく故障を抱えるアスリートの姿を見て「自分も頑張ろう」と思った。

復帰後初大会となった全日本選手権(今年4月)で5位入賞。「納得できる結果」ではなかったが、雪上で滑る喜びをかみしめた。

五輪出場権を獲得するには今年11、12月のコンチネンタル杯とW杯で上位の成績を収めることが条件。職場からは出勤日数や勤務時間の配慮をもらう。全て世界への扉を開くためだ。

けがの後遺症はない。「力強いダイナミックな滑りをたくさんの人に見せたい」。両親、仲間、後援会…。全ての応援を力に“最高の結果”で恩返しする。

後援会の問い合わせは田村睦子事務局長(電話0143・81局2113番)へ。
(室蘭民報)