スノーボードの試作品を囲む日野さん(右から2番目)と玉田さん(右から3番目)ら=高山市の飛騨産業で高山市のスノーボーダーと木工メーカー飛騨産業が、飛騨地域のスギの間伐材を使い、スノーボードの製作を進めている。

通常、ボードには広葉樹が使われるが、スギを圧縮する技術を使い、強度を補った。ボードに利用できることが分かれば、スギの間伐材の可能性が広がり、森林保全にもつながる。

高山市出身で東京の美術大に通う弓削一平さん(32)と、高山市の会社員日野肇彦さん(35)の二人のスノーボーダーが中心となって企画。飛騨産業の協力を得て、スキー板の製作経験がある社員の玉田義卓さんらと連携した。試作品は作ったが、今後、本格的なボード作りに取り組み、十月に試し滑りをする。

弓削さんは「地元で採れた物を使うのは良いことだと思う」、日野さんも「遊びを通して山に感謝することを知っていくことができる」と話す。玉田さんは「スギの圧縮材を使ってスノーボードを作るのは世界で初めてなのでは。わくわくしますね」と期待を寄せた。
(中日新聞)