自己破産手続き中の大野市南六呂師の六呂師高原スキー場で、リフトがほぼ撤去された。

破産管財人が昨年十二月以降、スキー場の売却先を探していたが見つからず、解体に踏み切ったという。本紙の取材に対し、管財人の吉村悟弁護士は「現段階でスキー場としての売却は困難」と話している。

複数の関係者によると、リフト撤去は七月ごろから始まり、鉄柱を何本も倒して運び出した。五日、現地に足を運ぶと、山の斜面にはリフト設備の跡だけが残り、近くの六呂師ハイランドホテルと妻平ヒュッテでは、荷物の搬出が行われていた。
破産管財人らによると、スキー場の再生に関心のある県外業者と、地上部分の施設を売却する交渉をしてきたが、まとまらず、老朽化したリフトの解体に着手。鉄柱は売却処分するもようだ。

地元住民の間に再開を期待する声があり、管財人側もスキー場としての再生を模索。しかし、吉村弁護士は「現段階ではスキー場としての売却は難しい」と説明。今月二十日に第二回債権者集会が予定されており、「そこで詳しく話すことになると思う」と述べた。

六呂師高原スキー場は、運営していた六呂師高原協業組合が昨年十二月に自己破産手続きに入った。負債額は約五億円とされる。
(中日新聞)