ロンドン五輪開幕(昨年7月27日)から1年になるのを前にロンドンのジョンソン市長は25日、市庁舎で会見し、五輪スタジアムをより多くのスポーツやイベントに対応できるよう改修すると発表した。

五輪公園内に屋内スキー場を造る計画も明らかにした。

発表によると、五輪スタジアムの屋根と照明を取り外し、新たにより大きな屋根を取り付ける。これまでの屋根(面積4万5000平方メートル)は客席の3分の2をカバーしていたが、これを倍の大きさにすることで全客席をカバーする。工事は今秋に始め、ラグビー・ワールドカップに間に合うよう2015年春までに完成させる。
また、スタジアム内に取り外し可能な客席を設置し、サッカーの試合ではピッチの間近で観客が試合を観戦できるようにする。16年から英プレミアリーグのウェストハム・ユナイテッドがホームスタジアムとして使用することになっている。屋根の改修など総工費は6750万ポンド(約103億円)。

ジョンソン市長は、五輪公園内に英国最大の屋内スキー場を建設するほか、ロンドン大学傘下のユニバーシティー・カレッジ・ロンドン(UCL)の新キャンパスを造る計画もあることを明かした。

五輪が開催されたロンドン東部はかつて造船所や倉庫が多く、開発の遅れた地域だったが、ロンドン市は五輪を起爆剤にして再開発を進める計画だった。ジョンソン市長は「五輪によってロンドン東部に投資を呼び込む環境が整った。今後も五輪の成果が得られるはずだ」と語った。
(毎日新聞)