春スキーにも大勢が訪れた「おんたけ2240」=9日六甲山上にある六甲山人工スキー場(神戸市灘区)が、12月のシーズンに合わせてリニューアルする。スキー市場が縮小する中、台湾や香港など雪になじみの薄い外国人旅行客の間で、雪に触れ合えるスポットとして人気が出ている状況に対応。

そりや雪遊びができるエリアを倍に広げ、造雪機能を増強する。2014年で開設50周年。市街地に近い「雪のテーマパーク」として、名称も変更する方針だ。

運営する阪神電鉄の子会社、阪神総合レジャー(同市灘区)が16日明らかにした。

同スキー場の入場者数はピークだった1992年の20万4千人から半減。この10年間は年10〜11万人で推移している。
近年、台湾からの旅行客が目立つことから営業を強化したところ、台湾や香港などの観光客が増加。今シーズンは団体客だけで5年前の5倍の約5千人が訪れた。

「観光の合間に初めての雪で遊んでみたい」というニーズや、市街地から約30分という立地の強みを重視し、改修に乗り出すことにした。

スキーやスノーボード向けのゲレンデとは別に、そりや雪遊び用の「スノーランド」(約5千平方メートル)を倍の広さに広げ、従来の約3倍の1日120トンの能力を持つ造雪機を導入。巨大ゆきだるまや雪遊びの遊具、撮影スポットなどもそろえる。総投資額は約1億7千万円。

岡本交右(こうすけ)社長は「マーケットの変化に対応し、外国人客や若い世代などを取り込む工夫をしたい」と話している。
(神戸新聞)