スキー場運営会社「神立高原スキー場」(湯沢町)の社長の男性が先月末から東京に行くと言ったまま行方が分からず、アルバイトら100人超の従業員らに対する4月分の賃金が支払われていないことが8日、関係者の話で分かった。

経理は社長が担当していたため、未払い総額などの詳細は把握できていないという。同社は県警や警視庁に相談。社長の行方を含めて情報収集に追われている。

同社によると、社長は先月下旬、社員に「東京で(給料の)振り込みをする」と連絡したが、給料支給期日の30日になっても支払われなかった。未払いは正社員5人を含むアルバイトやパート従業員100人超に上るとみられる。

同社が社長に電話などをしているが、支給期日から1週間たっても連絡がつかない状態だという。
同社の社員は「年々入場者数も増えていたし、思い当たる節がない。何かの手違いであってほしい」と困惑。スキー場の町有地を同社に借している湯沢町は「借地料は滞納していない。賃金未払いは把握しているが、現時点で詳しい情報はない」と話す。

同スキー場は1986年に開業した。事業会社の倒産後、パインリッジリゾート(東京)が04年に取得し、関連会社のパインリッジリゾーツマネジメント(湯沢町)が運営していたが、事業不振によって09年に撤退。東京の事業家5人が新会社「神立高原スキー場」を設立し、事業を受け継いだ。

現社長は昨秋に会長から社長に交代したばかりだった。同スキー場は4月末で今季の営業を終了している。
(毎日新聞)