広大な水仙の丘でアルト・サックスを吹く中学生びわ湖バレイ(大津市木戸)で関西最大級となる30万球の水仙が見頃を迎えている。5月5日「こどもの日」は水仙を見るため多くの家族連れが訪れた。

冬はスキー場としてにぎわう同施設は夏も楽しんでもらいたいと、10年前にスキーのゲレンデ斜面に水仙を植えた。眼下に広がるびわ湖の青色に映える標高1100メートルの蓬莱山2万平方メートルの一面を黄色く染める「スイセンの丘」は、コントラストの絶景を提供する。

昨年のゴールデンウイークには1万4000人、水仙の開花時期にはシーズン最多の1万2000人が訪れた。

同丘には、「ガーデンジャイアント」「ファルコネット」「マリーク」「マウントフット」「タヒチ」の5種類の水仙が咲いており、最も多く見られるのがオレンジ色の中心部が特徴の「ガーデンジャイアント」。水仙はその香りも楽しむことができる。同施設の職員が水仙の黄色のかぶり物とサングラス、茎の緑のタイツを身に着け「スイセンマン」に扮(ふん)して写真撮影のサービスも行っている。

野洲から家族で訪れた野間康男さん家族は「『こどもの日』にどこかへ行こうということで、水仙が有名なので見に来た」という。中学生の里海さんは吹奏楽部でアルト・サックスを吹いており、「水仙の中で吹いてみたかった」と言い、水仙の舞台で音を出して楽しんでいた。

営業部・広報担当の山本歩実さんは「青空・びわ湖と水仙のコントラストの美しさを見ていただき、12日の母の日のプレゼントにしていただければ」と来場を呼び掛ける。

同丘にはロープウエーで山頂へ上がり、水仙の時期だけスキー用のリフトも運行。丘の麓まで乗って行くこともできる。現在六部咲きで、5月中旬ぐらいまでが見頃。
(びわ湖大津経済新聞)