リクルートライフスタイル(東京都)が県内4カ所を含む全国136スキー場の参加を得て2012〜13年シーズンに19歳のリフト代を無料にした「雪マジ!19(ナインティーン)」の利用者アンケートがまとまり、この事業でスキー場を訪れた19歳は延べ34万6千人と推計された。

今回が2季目の事業で、昨シーズン登録した人のうち9割が今季も訪れたと回答しており、若年層の掘り起こしの効果がうかがえた。

スキー、スノーボード人口がピーク時の3分の1程度まで減少する中、若年層を取り込むことで、将来的にも家族で来訪する流れにつなげ、スキーエリアの再活性化を目指す事業。今季は本県から栗子国際スキー場(米沢市)湯殿山スキー場(鶴岡市)蔵王ライザワールド(上山市)Asahi自然観スノーパーク(朝日町)が参加した。
今季の登録者は約10万8千人(県内1070人)。初めて実施した昨シーズンの登録者は約4万9千人、延べ来訪者数は12万人で、口コミなどで広がったことから大幅に伸びた。

アンケートには約1300人が回答した。じゃらんリサーチセンターによると、登録者がゲレンデに足を運んだ回数は平均3.2回。延べ来訪者数34万6千人のうち12万6千人が、この企画により新たに生まれた需要と推計される。来訪者の85%がゲレンデ内のレストランなどで食事をし、63%が周辺の商店などで買い物をした。57%がスキーやスノーボードをレンタルしていた。

今季は昨シーズンの登録者を対象に、リフト券半額などゲレンデごとのサービスを受けられる「雪マジ!20」(全国16スキー場が参加)も実施。この効果もあるが、昨シーズンの登録者に今季調査(約650人が回答)したところ、92%が今季も来訪していた。平均で5.8回、3.7カ所のゲレンデを訪れていた。さらに98%が「来季もぜひ行きたい」と答えており、スキー場への来訪が習慣化する傾向がうかがえた。

2年連続で参加した蔵王ライザワールドは「着実に若者の姿が増えている」と手応えを語る。「客が1人でも100人でもリフトの運行コストは掛かるので投資する効果はある。将来、ぜひ家族でくるようになってほしい」と話していた。
(山形新聞)