夏油高原スキー場の今後を語り合うパネリストら運営会社の親会社加森観光(札幌市)が撤退する北上市の夏油高原スキー場=同市和賀町岩崎新田=の今後を語る市民公開討論会(北上ケーブルテレビ主催)は21日、同市本通り2丁目の市民交流プラザで開かれた。

パネリストは観光やスポーツ資源としてスキー場の存続を求めたが、会場や視聴者からのメールでは、これ以上市民負担を出さないよう廃止を求める意見も出された。

生中継された討論会は、パネリストとして市商工部の今野好孝部長と北上商工会議所の八重樫守民副会頭、きたかみ観光NEXTの佐藤一郎代表、NPO法人フォルダの北洞航さん、直売センター北上協同組合の昆野将元・理事長が参加。
スキー場の存廃について佐藤代表は「夏油高原で自転車のヒルクライム大会を開催しており、スキー場は季節を問わず活用できる貴重な資源」、北洞さんも「スキー教室で大勢の子どもたちが滑りを楽しんでいる。市民を笑顔にする施設として必要だ」とするなど、存続を訴える声が相次いだ。

一方、会場からは「市はスキー場の収支の実績や見込みを示しておらず、今後の見通しを判断できない。年間3億8千万円という経済波及効果は1日当たり100万円以上となり、過大評価ではないか」と存続を疑問視する意見が出された。
(岩手日報)