スノーボードハーフパイプ日本選手権の男子の部で優勝した佐藤スノーボード・ハーフパイプの全日本選手権は31日、北海道・ニセコ花園スキー場で行われ、男子は今季ワールドカップ(W杯)総合3位の佐藤秀平(コナサーフ)が初優勝。

世界選手権銀メダルの平岡卓(フッド)は3位、09年世界選手権覇者の青野令(松山大)は5位。北米で人気の総合大会、冬季Xゲームで史上最年少メダリスト(2位)になった14歳の平野歩夢(あゆむ)=バートン=は9位だった。

女子は10年バンクーバー五輪代表の岡田良菜(らな)=バートン=が4年ぶりに制した。
◇遅咲きの25歳 攻めに徹し

決勝の1回目。佐藤はいきなり大技のフロントサイド1080(横方向3回転)を豪快に成功させた。「重要な一発目が決まって高さが出た」と勢いに乗り、続く三つの技も青空に高々と躍って88.25点の高得点。優勝が確定して臨んだ2回目は難度を上げて失敗したが、笑顔でフィニッシュ。シーズン最後の大会を制し「いい年になった」と喜んだ。

今季からナショナルチーム入りし、初めてW杯を転戦。「いろいろなパイプや雪質も知って、いい経験をした」。シーズン中盤は振るわず1桁順位も遠かったが、2月下旬から半月、米国で練習し技の精度を高め復調した。3月27日のW杯最終戦(スペイン)で3位。帰国直後の今大会は予選、決勝ともトップ。「攻めの滑りができた」と言う表情に自信がのぞいた。

10代から活躍する選手が多い種目で、25歳は「遅咲き」とも言われる。だが「自分にとっては今がその(飛躍の)時。皆がうまくなれば自分がもっとやってやろうと思う」と意気込む。遠征が続き、一昨年に結婚した妻と一緒に過ごす時間も少ないが、「新しい技も身につけて、まず来季のW杯で勝ちたい」。そのステップの先にソチ五輪も見据える。
(毎日新聞)