北広島町のスキー場ユートピアサイオトで11年12月、スキー教室に参加した西区の小学6年男児(当時11歳)が建物に衝突して死亡した事故で、広島地検は1日、主催者だったNPO法人の理事長ら3人が注意義務を怠ったとして、業務上過失致死罪で広島地裁に在宅起訴した。

起訴されたのは、スキー教室を主催したNPO法人「わくわく元気舎」(東区)の岡平裕次理事長(62)と事務局長ら。
起訴内容によると、3人は11年12月26〜28日に開かれたスキーキャンプで児童61人を引率。そのうち26人がスキー未経験者で、命にかかわる危険性があると知っていたにもかかわらず、常時監視する担当スタッフを定めず、児童らを放置した。そのため男児が鋼材に頭部を衝突させ、死亡させたとしている。

この事故を巡っては、山県署が昨年6月、3人を同容疑で書類送検していた。また遺族がNPOとスキー場管理会社を相手取り、損害賠償を求めて広島地裁に提訴。訴状によると、男児はスキー未経験だが初級・中級向けコースで自由滑降を許可され、滑っていた際に鋼材に激突した。
(毎日新聞)