菅平高原の宿泊施設で発行している年齢確認証明書上田市の菅平高原観光協会などが今冬、地元の宿泊施設に一緒に泊まった家族の中で年齢を組み合わせてちょうど85歳になった場合、同高原にあるスキー場のいずれかの1日リフト券1枚をプレゼントしている。

同高原にスキー場が初めて開設されてから、昨年12月で85周年を迎えたことを記念して企画した。

同高原旅館組合加盟のホテルや旅館など(約120軒)に宿泊した同姓の家族が対象で、子ども、両親、祖父母の3世代の中から85歳になるように2人以上の年齢を組み合わせる。宿泊施設で運転免許証や健康保険証を提示して年齢確認証明書を受け取り、スキー場のリフト券売り場へ持参すると、1家族につき1枚の1日リフト券がもらえる。

観光協会によると、東大医学部の矢追(やおい)秀武博士(1894〜1970年)が1927(昭和2)年、天然痘や結核などの研究の一環でスズランを収穫するために菅平を訪れた際、標高の高さや雪質の良さがスキーに向いていると考え、スキー場の開発を地元住民に提案。
有志が「菅平スキークラブ」(現菅平高原スキークラブ)をつくり、同年12月に根子岳(ねこだけ)(標高2207メートル)と四阿山(あずまやさん)(同2354メートル)の麓を中心に菅平スキー場を開設した。当時はリフトなどの設備はなかった。

19日までに、宿泊した26家族が今回のサービスを利用しているという。菅平高原観光協会の大日方(おびなた)孝幹事長は「孫から祖父母まで、家族全員で菅平に足を運んでくれるきっかけになればうれしい」と話す。問い合わせは同協会(電話0268・74・2003)へ。
(信濃毎日新聞)