不安そうな表情を浮かべ、リフトに乗る永井祐二さんの愛犬「ごはん」=長野県白馬村の白馬さのさかスキー場で、大島英吾撮影長野県白馬村の「白馬さのさかスキー場」で、犬と一緒にスキーを楽しめるコースが人気だ。今シーズンから企画すると、「広いゲレンデを喜び、駆け回る姿がたまらない」との声が多く寄せられているという。

発案したのは、村内で犬と泊まれるペンションを経営する永井祐二さん(49)。「犬は走る時が一番伸び伸びしている。その姿を雪の上で一緒に楽しみたい」と提案した。

同村内では以前、犬を受け入れた別のスキー場で事故が相次ぎ、犬の同伴を中止したことがある。

このため安全対策として、週末でも一般客で混雑しにくい一部のコースに限定したほか、「リードを必ず離さない」「コースの右側を広がらずに滑る」など18項目の注意事項を記した誓約書の提出を義務付けた。雪に不慣れな犬には肉球を覆う犬用ブーツの着用を勧めている。

永井さんはゴールデンレトリバーの愛犬「ごはん」(雄6歳)を連れてスキーを楽しんでおり、「ゲレンデに連れて来ると、いつもと喜び方が全然違う」と話す。これまで一般客からの苦情や事故はなく、スキー場職員の永田佳也さん(46)は「多くの愛犬家に来てほしい」とアピールする。

日本社会福祉愛犬協会は「犬を同伴できるスキー場はあまり聞いたことがない。一緒に思い切り走れるのはうれしいだろうが、安全面や他の客への配慮は欠かせない」としている。

愛犬とのリフト使用料は1回800円。問い合わせは同スキー場(0261・75・2452)。
(毎日新聞)