西川町志津の月山山麓にある姥沢小屋(宿泊定員54人)が、暴風と大雪で全壊した。小屋を管理する月山観光開発(同町、宮林伸一社長)が30日、確認した。ことしの営業は不可能となり、同社は雪解け後に施設を解体する方針。

同社によると、小屋の屋根全体が2階部分とともに数十メートル飛ばされ、内部も梁(はり)や柱が倒れた状態だった。従業員が使用する南隣の宿舎も全壊。同社は今月下旬の暴風と大雪で倒壊したとみている。付近は8メートル前後の積雪がある。

今月24〜25日ごろ、雪上車を使ったスキーツアーを運営する月山志津温泉関係者が付近を通った際、小屋の屋根がなくなっているのを見つけ、同社に連絡。天候が回復した30日、社員ら3人が現地に出向いた。
木造2階建ての小屋と宿舎の延べ床面積は、合わせて約3千平方メートル。1976(昭和51)年に既存施設を建て替えた。毎年、月山スキー場の利用者や登山客約1200〜1400人が利用している。

同社は今後、既に予約を受けている約700人に事情を説明、月山志津温泉の旅館などへの振り替えを依頼していく。宮林社長は「姥沢地区で最も歴史ある建物で、非常に残念。再建については雪解け後に現場を確認して検討したい」と話している。
(山形新聞)