国体府予選大会に出場するゲンゼスキークラブの会員たち。スキー場は閉鎖したが活動は続く福知山市夜久野町現世に、かつてゲンゼスキー場があった。ここを拠点にしていたゲンゼスキークラブ(塩見良治会長)が、スキー場閉鎖から10年以上になる今も、スキー愛好の輪を広げようと活動を続けている。
 
スキー場は1961年(昭和36年)1月に開設し、地元で運営した。クラブは63年12月にスキー場パトロール隊員ら有志たちで発足し、翌年に府スキー連盟に加盟した。
 
スキー場は、小規模ながらファミリースキーの穴場として知られ、ナイター営業で勤務後のスキーヤーにも親しまれたが、積雪量減少や他のスキー場開発の影響などで客足が遠のき、住民の高齢化もあって2001年ごろに閉鎖した。
ホームゲレンデを失ったクラブだが、活動の灯は今も残る。子どものころにスキー場で滑った若手のメンバーも加わり、現在の会員は20歳代−80歳代の約30人がいる。
 
活動は、クラブ内講習会、競技スキー対象のレーシングキャンプなどの技術研修、国体や全日本技術選手権など各種大会への出場のほか、スキーの楽しさを伝えたいとファミリー教室にも取り組む。教室は細々とやってきたが、3年ほど前からは一般に広く呼びかけて開催している。
 
子どものころにゲンゼスキー場で練習して育ち、国体出場経験があるクラブ理事の畑中愼一郎さん(28)は「会員は基礎スキーから競技スキーまで幅広い技術を持っています。スキー場は閉鎖しましたが、年齢を問わず楽しめるスキーをどんどん広めていきたい」と話している。
 
2月9日には兵庫県豊岡市の奥神鍋スキー場でファミリースキー教室を開く。現地集合・解散だが、事前申し込みが必要。
(両丹日日新聞)