真っ青な空のもと、巨大な樹氷の脇をすり抜けるスキーヤーら=山形市蔵王温泉の蔵王温泉スキー場で山形市の蔵王温泉スキー場は23日、晴天に恵まれた。スキーヤーや観光客は見ごろを迎えた巨大な樹氷を見上げて歓声を上げていた。

樹氷は、地蔵山(標高1736メートル)山頂から中腹に茂る常緑針葉樹のアオモリトドマツに付着した雪が、氷点下の気温と強風にさらされて作り出される。大きいものは高さ4〜5メートルになる。

蔵王ロープウェイ地蔵山頂駅の折原真二助役(44)によると、今冬は先月16日と30日に樹氷原で雨が降り、樹氷が落ちた。その後、寒波が続き、ようやく例年並みの大きさまで育った。
近年では、寒波が続いた10年末〜11年の樹氷が最も大きく成長し、11年3月まで見ることができた。折原助役は「1月に入って寒波が多い。これから雨が降らなければ、今年も3月まで見られるかもしれない」と期待を込める。

山頂はふぶく日が多いが、晴れれば広大な樹氷原と山形盆地の向こうに朝日連峰の大パノラマが広がる。東大阪市吉田から夫婦で観光に訪れた主婦、徳永紀子さん(70)は「樹氷は、一本一本、さまざまな顔を見せてくれる。自然の奥深さを感じる」と大きな樹氷に見入っていた。
(毎日新聞)