減少するスキー客を取り戻そうと、長野県内の各団体は今冬、子ども連れを対象としたキャンペーンを強化する。

各種特典が付く「信州スノーキッズ倶楽部」の会員募集に力を入れ、県内の全小学生には1日無料のリフト券を配布。県は各スキー場の子ども向けイベントに、ゆるキャラ「アルクマ」を派遣する。県観光振興課は「子どもの頃からスキーの楽しさを知ってもらい、次の世代のスキーヤーを増やしたい」と話している。

長野県のスキー場の数は86に上り、北海道に次いで全国2位。しかし、少子化や景気低迷などの影響で県内スキー場の利用者は1992年の2119万人をピークに減少の一途をたどり、昨年は663万人に落ち込んだ。
一方、子育て世帯向けの企画や施設が充実したスキー場は利用者数が下げ止まる傾向があり、各スキー場はこうしたサービスを競う。斑尾高原スキー場(飯山市)や木島平スキー場(木島平村)などは今季、小学生以下のリフト代が無料だ。

信州・長野県観光協会が小学生の会員を募集している信州スノーキッズ倶楽部は、年会費1000円。リフトの1日無料券や家族割引、用具レンタル料金の割引といった特典がある。

このほか、リフト運営業者でつくる県索道事業者協議会は、県内の全ての小学生約12万5000人に各1枚、1日無料リフト券を贈っている。
(時事通信)