スキー場のリフトやゴンドラの運営事業者などでつくる北海道索道協会(91事業者、会長・植田惇慈りんゆう観光専務)が、シーズンを前に利用を呼び掛ける初のイベントを23、24の両日、札幌市中央区の駅前通地下歩行空間で開く。利用客が減り続ける中、同協会は「地元の愛好者を増やして少しでも好転させたい」と意気込む。

同協会はこれまで、毎年1月に抽選でリフト券などをプレゼントする企画を行ってきたが、「利用したことのない層へのアピールが必要」と考え、シーズン直前に札幌でのイベントを企画した。

イベントでは約100カ所のゲレンデ写真やポスターを展示。プロモーション動画も上映し、パウダースノーのコースや夜間のライトアップなどの魅力を伝える。
アンケートに答えると全施設共通のシーズン券、1日券が当たる抽選会を開くほか、「ばんけいスキー場」など数カ所のシーズン券を予約できるブースも設置。北海道日本ハムファイターズのマスコット「B・B」との、じゃんけん大会(24日のみ)もある。

同協会によると、道内のスキー場リフト、ゴンドラの利用客は、映画「私をスキーに連れてって」(1987年公開)のヒットも後押しして、90年代前半には年間延べ9千万人を超えた。しかし、その後は減少傾向が続き、昨シーズン(11年11月から12年3月)は同3991万人にまで落ち込んだ。

同協会の菅原秀明事務局長は、道外からツアー客が大勢押し寄せる時代ではなくなったとし、「特に地元の若い世代に来てもらえる企画を今後も考えていきたい」と話している。
(北海道新聞)