標高約1400メートルのスキー場から星空を眺める人たち=阿智村のヘブンスそのはら阿智村のスキー場「ヘブンスそのはら」で星空を眺めるツアーが、同村の昼神温泉郷の宿泊客らに人気だ。

同温泉郷の旅館や村などでつくる「スタービレッジ阿智誘客促進協議会」が8月1日から毎日実施し、1日当たりの参加者は134人。標高約1400メートル地点でレーザーポインターを使った星座の解説などがあり、ツアー参加者をメルヘンの世界へといざなう。

今月17日までの予定だったが、好評なため10月6日〜11月4日にも行うことにした。

4日夜は家族連れやカップルなど約40人が参加。地面にシートなどを敷いて横になって星空を見上げた。「スターライト・ジャズ」と銘打ったこの日は、星にちなんだ曲がサクソホンやギターなどの生演奏で流れた。名古屋市の西川順子さん(62)は「星の多さに驚いた」。愛知県碧南市の会社社長、稲生(いのう)徹さん(54)も「自然の中で星の説明を受けて感動した」と話した。
同スキー場によると、8月26日まで(8月2日は悪天候で中止)のツアー参加者は計3360人。最も参加者が多かった25日の土曜日は360人に上った。主に中京方面からの観光客が参加している。

昼神温泉郷とスキー場を結び付け、観光地としての魅力を高める狙い。温泉郷の宿泊客向けにスキー場まで無料送迎バスも運行している。同スキー場業務課長の水野達男さん(42)は「定期的に行い、『星の村』としてPRしていきたい」と話す。

村内の浪合地区は2006年、星の見え具合を報告する環境省主催の「全国星空継続観察」で日本一に選ばれた。美しい星空をオフシーズンの誘客につなげようと同スキー場が昨年、星空を眺めるツアーを試行。ことしは村を挙げて本格的に取り組んでいる。

ツアー料金は大人1800円、小中学生900円。問い合わせは同スキー場(電話0265・44・2311)へ。
(信濃毎日新聞)