G-SHOCKカシオ計算機の耐衝撃腕時計「G-SHOCK」は、2013年5月で誕生30周年を迎える。これを記念して、8月9日(米国時間)に米国ニューヨークで、30周年記念イベント「SHOCK THE WORLD 2012」が開催された。

会場に入ると、入口の壁にずらりと過去30年分のG-SHOCKがディスプレイされていた。すべて電池が入ってきちんと動くものばかりだ。

メイン会場では、耐衝撃・耐遠心重力・耐振動性能の“トリプルGレジスト”を実現したソーラー電波時計の「GW-4000」、トリプルGレジストに加え、さらに世界6局の電波を受信できるマルチバンド6対応のパイロットウオッチ「GW-A1000」や、Bluetoothでスマートフォンと連携する「GB-6900」といった日本でも販売が始まったばかりの最新モデルや、米国のみで販売される最新モデル、多数のコラボレーションモデルが展示されていた。
●プロスノーボーダー、國母和宏さんがアンバサダーに

カシオアメリカでは、日本本社が展開する広告とは別に、独自でG-SHOCKのプロモーションを行っている。

「アンバサダー」はストリートスポーツの第一人者や人気アーティストと契約し、試合や取材を受ける際などにG-SHOCKを実際に着けて出てもらうというもの。スポーツ選手の場合は金銭的なサポートも行っている。ポイントは「実際にG-SHOCKのユーザー」で、かつ「そのジャンルの第一人者」というところだ。

エミネムやカニエ・ウェストといった大スターも、G-SHOCKのアンバサダーだ。今年からアンバサダーとなった一人が、バンクーバーオリンピックでスノーボード・ハーフパイプ日本代表選手に選ばれた國母和宏さん(Kazu Kokubo)。現在は米国でプロのスノーボーダーとして活躍している。

もう1つ、さまざまなスポーツ選手、アーティスト、デザイナーなどと開発・販売する「コラボモデル」も人気。今年は、G-SHOCK30周年記念ロゴをデザインした人気デザイナーのエリック・ヘイズによる4つ目のコラボモデルや、ハワイ発の人気サーフブランド「IN4MATION」、日本にもファンが多いスノーボードブランド「BURTON」とのコラボモデルなどが発表されていた。

●「G-SHOCK STORE」を建設予定

午後はカンファレンスが行われた。カシオアメリカの会長兼CEOの伊東重典氏が壇上に登場。G-SHOCKの30年の進化の歴史を振り返り、GW-A1000やGW-4000、GB-6900といった最新モデルに使われている技術を紹介し、トリプルGレジストの実演として、伊東氏がG-SHOCKを「バズーカ」で撃つ、という演出に場内は盛り上がっていた。至近距離から的にぶつかっても壊れずそのまま動いているG-SHOCKは、そのまま会場に集まった客にプレゼント。節分の豆まきのように、壇上から客席へG-SHOCKが投げ入れられるのは、ちょっと面白い光景だった。

またカンファレンスでは、30周年記念モデル「Rising RED」の発表があったほか、9月にニューヨークにオープン予定の「G-SHOCK STORE」についても触れた。マンハッタン・SOHOエリアに、レンガ造りで倉庫風な2階建ての建物を建設する予定だという。カシオアメリカではG-SHOCKの他、EDIFICE、PROTREKなど複数のブランドの腕時計を販売しているが、一部Baby-Gを扱うほかはG-SHOCKに特化した店舗にする予定。「G-SHOCKだけを売る店は世界でも初のはず」(伊東氏)

このほか、30周年記念ロゴをデザインしたEric Haze氏や、國母選手を始めとする複数名のG-SHOCKアンバサダーの紹介などがあって、カンファレンスは終了した。

長いイベントのラストを飾ったのは、自らもG-SHOCKのアンバサダーであるエミネムのライブ。腕に赤いG-SHOCKを着けたエミネムはたっぷり1時間会場を沸かせ、SHOCK THE WORLDの長いイベントは興奮のうちに幕をおろした。

本イベントは今後1年間にわたり、世界各地で開催される。日本でのイベント日程はまだ未定だが、「SHOCK THE WORLD」の特設ページでスケジュールが告知される予定だ。
(Business Media 誠)