南信州の美しい星空で観光客を呼び込もうと「スタービレッジ阿智誘客推進協議会」(会長、岡庭一雄・阿智村長)が発足した。

企画第1弾として8月1日〜9月17日、昼神温泉の宿泊客を主な対象に、夜にロープウエーで高原に上がり、星空を楽しむナイトツアーを始める。

冬はスキー場になる「ヘブンスそのはら」の山頂駅(標高約1400メートル)までゴンドラで上がり、夜の山の空気を吸い、満天の星を体験する。県内初の試みという。

ナイトツアーは午後7時40分ごろ、各旅館を出発する。7月18日夜、ホテル・旅館や旅行代理店などの約60人が下見会に参加した。

参加者はゴンドラに5、6人ずつ分乗。漆黒と薄墨の濃淡だけの暗さの中、約15分揺られて気温20度の山頂駅へ。手にしたランタンを頼りに暗闇の中、約500メートル歩いて散策した。
ガスが掛かり、肝心の星は見えたり、見えなかったりだったが、参加者は「暗さの体験だけで意味がある」「カップルで来ると良いかも」などと感想。一方「小さい子供には怖いかもしれない」という声もあった。

阿智村は06年に環境省の全国星空継続観察で全国400観測点中「星が最も輝いてみえる場所」1位に選ばれた。昨夏、期間限定で各旅館が取り組んだ星にちなんだサービスが好評だったことや、旅行者の星空への関心が高いという旅行雑誌の調査結果から「年間を通じて星空を売り出していこう」と協議会が設立された。

ロープウエー会社の白沢裕次社長は「星空を求める旅行客と阿智村の環境がマッチしたツアー。できれば通年開催したい」と話した。

大人1800円、小中学生900円。幼児無料。予約制で1日200人限定。問い合わせは、ヘブンスそのはら(電話0265・44・2311、http://www.mt-heavens.com)。
(毎日新聞)